From Engine Room

日々のあれこれ(生存報告)
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花よりもなほ
 試写会行ってきましたー。
 予想外に面白かった! 多分舞台好きな私が面白いと感じるだけで一般受けはしなそうな雰囲気ですが、個人的にはDVD買ってもよいレベルの一歩手前くらい。

 下町のおんぼろ長屋を舞台にした群像劇で、それぞれの事情とかエピソードとか絡んでくるんですが、その配置が結構よかったです。切り替えうまい。主人公が近所の人達とじわじわ距離を詰めて仲良くなっていくのも良かった。画面も全体的にかなり綺麗で見応えはあるかと。

 ただし中盤で多少中だるみするので飽きる人は飽きてしまう、かも。背景に赤穂浪士の討ち入りのネタが見え隠れするあたりは同じようなやり取りが続いてちょっとしつこく感じました。

 岡田くんの演技はかなりよかったです。うまくなったなーと素直に関心。今回はかなり受け身で抑えめの演技をずっとしていて、でもそこからじわじわうち解けて、鬱屈を克服して、主人公自体の変化があるんですが、それをうまく表現できていたと思います。
 そしてラストの晴れ晴れとした笑顔に釘付けでした。あと2、3秒でいいから映して! と画面に念を送ってしまった。可愛かった。
 まあ宮沢りえと並んで似合うかと言われると、ちょっと疑問(笑) 姉さん女房好きですが、画面的には多少違和感があるような。

 唯一、本当に最初から最後まで勿体ないと思ったのは、何故か登場人物達が完全な現代語を喋っていた辺り。もうちょっと古くさい喋りをさせたらDVD買ったのにな。あの喋り方の所為で話自体が作り物めいてしまい、醒めるので本当に勿体ない。意図としては観客から観たときの親しみやすさとか、そんな目的なのかもしれないですが、個人的にはものすごく違和感を感じてがっかり……。

 岡田くんも古田さんも好きだし、テーマも作り方もカメラワークも地味な割にかなり好きな感じだったので、おしい!
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プリズンブレイク
プリズン・ブレイク コレクターズ BOX1プリズン・ブレイク コレクターズ BOX1
ブラッド・ターナー(2006/06/16)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 マイケル・スコフィールドは何不自由なく暮らす優秀な建築技師。しかしある日、兄のリンカーンが大統領の家族殺しの罪で逮捕され、死刑判決を受けたことから人生が180度変わる。 異例とも言えるスピード判決、無罪を主張し続ける兄。巨大な陰謀の影を感じたマイケルは、兄を合法的に助けることは不可能だと知る。兄を助けたい……天才的ともいえる頭脳を駆使し、かつてないほど緻密で大胆な方法を思いついた彼は、すべてを捨ててその計画に没頭する。タイムリミットは30日、果たして助けることができるのか……!

 観ています。とりあえず4話「CUTE POISON」まで。

 頭脳戦メインの話だとてっきり思っていたんですが、やっぱりそこは刑務所、色々暴力的なシーンがありましたよ。足の指切断は本当に恐かった……! 目塞ぐと話がわからないのでそのシーンだけ耳塞いで観てました。
 触りだけ観た感じとしては、こう、恐いもの見たさというか、恐いのと観たいのと半々の複雑な気持ちです。絶対まだ酷い目に遭うに違いない。

 建築技師の主人公のキャラクターも結構良いです。茶目っ気があって可愛くて頭が良くて兄思い、正確は多少独りよがり、とうまく母性本能くすぐりそうなタイプ。足の指なくして医務室に担ぎ込まれた途端泣くのとかはぐっときました。
 兄の元彼女の弁護士さんと刑務所の女医さんも好きです。アメリカンドラマは女の人が格好良くて良い。
フライトプラン
フライトプラン フライトプラン
ジョディ・フォスター (2006/05/24)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

 評判散々だったのでさほど期待せずに観たんですが面白かった! あれ、もしかして私の好みが人とずれてるんでしょうか(笑)

 急死した夫の遺体を飛行機で運ぶカイル。しかし、一緒に乗ったはずの娘が、機内で行方不明に…。乗務員や他の客たちは、娘がいなかったと証言。乗客リストにも名前が残っておらず、娘の荷物も消えているという衝撃サスペンス。ジョディ・フォスターが、自分の記憶を信じ、必死に娘を探すカイルを演じる。

 とにかく格好いいお母さんが素敵過ぎる。ジョディ・フォスター年取っても綺麗でスタイル良くて格好良かったです。基本的に重火器や武器が持ち込み禁止の機内での地味なアクション・サスペンスが意外に楽しめます。

 個人的には飛行機好きなので母親が設計エンジニアで構造がわかっているという時点でときめいた。実際には多分全部の構造を把握していることなんてないと思いますが、特殊で最新鋭の飛行機で追いかけっこをするシーンは見応えアリ。

 あとエンディングのスタッフロールがよかったです! 黒背景に青い線で飛行機の輪郭とか設計図とかが浮かび上がるのが格好良かった。あの動画スクリーンセーバーとかに欲しい!(笑)

 謎なのはアラブ人の位置づけ。単なる監督の人種差別意識なのかよくわかりませんが。伏線かと思いきやよくわからないまま放置されてたよね……?
 あと実際に乗客名簿いじることは絶対に出来っこないと身内の航空関係者が申しております。その辺はどう説明を付けるつもりなのかよくわからない。
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと謎のプリンス 上下巻2冊セット (6) ハリー・ポッターと謎のプリンス
上下巻2冊セット

J. K. ローリング(2006/05/17)
静山社

 前作は衝撃のラスト以外ストーリーがちっとも展開しなかった気がするんですが、今回はとうとう舞台がホグワーツに来てしまったなと。ひとまず最後の急展開でエンディングが見えてきた気がします。

 シリウス・ブラックの死から立ち直っていないハリーに畳み掛けるように次から次へと不幸が降りかかり、やむをえず強制的に『大人』に成長してしまうハリーがたくましくもあり、切なくもあり。
 とうとうここにきて、このシリーズはただのよくある少年魔法ファンタジーじゃなくて、ハリー・ポッターという一人の男の子の成長物語だったんだなと思いました。ちょっと途中冗長じゃないかというくらい長いし、もうちょっとうまい方法があったようには感じますが、多分子供が読めば素直に面白い。

 タイトルにもなっている『混血のプリンス』についてはちっとも予想を立てていなかったので本気で驚きました。やられた!(笑)
 あと個人的にはロンのやけくそな恋が如何なものかと思いました。ハリーもあの子を好きになった理由がいまいちわからなかったんですが、前に遡って読まなきゃ駄目?
スイス時計の謎
スイス時計の謎
スイス時計の謎
有栖川 有栖 (2006/05/16)
講談社


 ノベルスで出て以来なので3年ぶりに再読。アンソロジーで読んでちょっといまいちと思っていた『あるYの悲劇』以外はほとんどトリックも内容も忘れていて改めて楽しめました。『スイス時計』が好きだった気がするという記憶を頼りに購入(笑)

 『スイス時計の謎』は特に好きな話で一気に読みました。一見軽めでいかにも本格という雰囲気はなく(後書きで作者も書いているように多少設定に無理がありますが)しかし内容は完全にロジック重視の本格ミステリィ。探偵役である犯罪学者・火村英生の推理に対する登場人物の台詞の一つに、
「論理的です。……悪魔的なまでに」

 という言葉があるんですが、まさにこの話そのもの。現実には絶対あり得ないけれど、まるでパズルのピースをあてはめるようにピタリと答えが出る。それが本格の醍醐味であるとおもうし、有栖川有栖の面白さではないかと。昔からたまに無性に読みたくなる作家の一人です。

 太田さんの解説の「本格ミステリィは(そこに没頭し逃避することで)人の心を救う」という言葉にもどきりと。
 確かに読んでいる間は現実も嫌なことごと全部忘れて、その虚構の世界の架空の謎に頭を全部向けられる。一時でも忘れることで頭を切り換えてまた向かうことが出来る。それはミステリィに限らず、読書の効果の一つであるけれど、確かに、ミステリィは特にその傾向が強い。


 fc2でもとうとうアマゾン紹介ツールがついたようなので使ってみました。コピィ&ペーストしていじる手間が省けて楽っちゃ楽かもですが、わざわざスタイルシートで指定しないで文字と写真を普通に縦に並べて欲しい。
義経記
義経記
西津 弘美
4585070664

 読んだことなかったので手に取ったんですがやたら読みやすかった。平家物語とかもこのシリーズで読み返したいくらいなんですが如何せんハードカヴァ(厚くてでかくて重い) 地味に借りてこようと思います……。

 内容は知っての通り義経一行の逃亡記なんですが、何に一番驚いたって壇ノ浦が数行でさらりと終わることでしょうか。一番の見せ場かと思ってたんですがそうじゃないんだ。「えええええ!?」と思わず見返してしまいました。
 義経は悲劇の人というのが通説ですが、実際(梶原景時のことを抜いても)政治方面ではめっきり頭が悪くて追い落とされても仕方ないところもある。平家物語だとイマイチその辺が伝わってきませんがこっちだと納得がいきます。
 最後に泰衡があっさり父親の遺言にそむくあたりは正直不思議。作者が時間なくて詳しく書けなかったとか?

 敢えて新発見と言えばこの人女ったらしな上にかなり女運いいということかと(笑) 静御前のエピソードはどれをとっても泣ける。面倒な男に引っかかって可哀想に! と思うのは完全に女目線でしょうか。
 大河ドラマではその辺どうだったのかが今更ながらに気になります。
εに誓って
εに誓って
森 博嗣
4061824856

 久々の長編。悔しいけどちょっと面白かった……!(笑)
 私見ですがGシリーズの中では一番かも。やっぱり巻を増すごとに上り調子なのかな森先生。

山吹早月と加部谷恵美が乗車していた東京発中部国際空港行きの高速バスがジャックされた。犯人グループは、都市部に爆弾を仕掛けたという声明を出していた。乗客名簿には<εに誓って>という名前の謎の団体客が。<φは壊れたね>から続く不可思議な事件の連鎖を解く鍵を西之園萌絵らは見出すことができるのか?
 ミステリィの核のトリックもうまかったし、事件の絡み方も悪くなく、あとはスパイスでS&Mによくあった、哲学的な会話が楽しめて何重にも面白い。特に萌絵ちゃんと国枝先生の会話がよかったです。あれだけで価値はある。

 ただ、自分の前作のキャラクターを何処までも引っ張る作家が私はあまり好きではないので、これまでの本を読んでいないとわからない設定が多々あるのは減点対象になりうるかと。真賀田四季からそろそろ離れたいので、そろそろ読むのを止めようと思うんだけど、出てるのをみるとつい買ってしまうファン心理。
春の雪
春の雪
B000BNCZWM

 ようやく観ました。

 とにかく画面が綺麗。そして聡子が予想以上に滅茶苦茶可愛い。もうこの可愛さを堪能できただけで観た甲斐がありました。竹内結子ハマリ役過ぎる。あの容姿で潤んだ目で縋るように「清様」とか言われればそりゃ押し倒すよね、という感じ(笑)
 妻夫木の清顕も意外によくて(線の細い美少年には見えないけれど)傲慢なお坊ちゃんっぷりも笑えない悪戯もそのままなのに、原作より多少は同情できた。あと原作にはここまでの描写のない、肝の据わったお祖母さんが好きでした。

 内容の本筋はほぼ原作通りで、安心するような物足りないような。三島文学のあの異常さを完全に書ききれてはいないけれど、万人向けにするならこのくらいが無難なのではとは思います。演出は割合淡々と距離をとる感じで好みでした。
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