東京奇譚集 村上 春樹 (2005/09/15) 新潮社 |
毎日入浴中に20分ずつ読んで3日で読了。思っていたより取っつきやすくて読みやすかったです。村上春樹にしては(と語れるほど読んでませんが)かなり軽めであっさりでわかりやすい感じ。それでいて昔のテイストに近い、ちょっと不思議で感覚でものを語る短編集。
ただ書き下ろしの『品川猿』だけは何か色々なものを超越しすぎていて、ついて行けなかった。喋る猿とか、妙な『力』と『閃き』で問題を解決するところとか、そもそもそれは解決なの? という辺りまでまるっと謎で、ちょっとどう解釈したらいいのかもわからない。
モチーフとか中心のテーマとかは割合ありがちなので、村上春樹だから面白かったのかなと思いました。あの独特の感じが嫌いじゃなければ多分面白い。
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